スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スターウォーズ:エピソード7を見た

かなり前ですが、フォースの覚醒を見たのでした。
簡単に感想言うと、映画としては、まあ、普通。B級映画としてやる事を一通りやった感じ。
かつ、全体的に「軽い」印象でした。
余り期待しないようにして見に行ったのですが、その期待しなかったぐらいの内容でした。

以下、もう少し突っ込んだ感想。
まず、キャラ面から。
ヒロインのレイは、かなり「メアリー・スー*」の要素がありましたね。
結果として、近年メディアが気を使う女性と黒人を中心に据えたと言うのはうがち過ぎでしょうか。今後は(と言うか今もう既に)中国人や性的マイノリティに気を使ってそうですが。
レンは、これこそ軽いキャラの代表でしたね。軽くて、弱い。
レンとレイを間違える人は私の他にも多いようで、恐らく誰がレイアの縁者であるかを目くらましするための措置に思えるのですが、だとしたら余計な事をしたと思います。
BB-8は予想通りかわいかったですね。子犬系。
ソロ船長、ねえ。まあフラグ立てまくってたからああなるとは思いましたが、そう持って行くためにはそれこそ説得力のある理由が欲しかったところです。
レンは恐らく今後どこかで改心するんでしょうけど、ルークやソロでさえ改心させられなかった彼を誰がどうやって改心させても説得力ないでしょう。
そう言う意味でも、レンとこの新シリーズは重い十字架を背負ったと言えます。

*メアリー・スー・・・スタートレックのとある二次創作のキャラより。要は何でも出来ちゃうスーパーなオリジナルキャラ(ついでに公式のキャラより若い年齢設定の女性)、ファンの妄想的願望を体現しまくったキャラをそう呼ぶらしい。詳しくは検索してください。




ストーリーは、結局多くがエピソード4の焼き直しでした。
B級だから、いくつかのご都合的展開には目をつぶろうとしたんですが、違和感や軽さで、なかなか入り込めませんでした。
本来は「まるで本物のような異世界に入り込む」のがSWの醍醐味の一つと考えているので、惜しまれるところです。




ここらで、映画的な批評やスターウォーズはどうあるべきか、とかからは外れて(私は深い映画ファンでもSWファンでもないので)、自分なりに「どうあるべきか」と言う観点で考えてみます。

まず違和感を覚えたのは、帝国が倒れたのに未だに共和国がゲリラやってる事です。
強大な帝国が倒れたのですから、以後は楚漢の興亡や三国志のような状態になるべきだったんじゃないでしょうか。
(状況としては、強大だが苛烈過ぎた秦が短命に倒れた状況に近い)
帝国が倒れた後、共和国も「帝国に取って代わろう派」と「民主的にゆるやかな連合体で行こう派」に分かれ、さらに帝国の残党が絡んで三国志状態・・・と言うほうが、必然的だし話として面白くなりそうです。

或いは、帝国の残党がテロリスト化すると言う流れもあり得ます。
旧SWの帝国対共和国、ジェダイvs暗黒面と言う図式は、おそらく米ソの対立を肌で感じて育った世代が無意識下に作ったものでしょう。
ならば今回は現代を反映して、共和国vsテロリストと言う図式の方が説得力は増すんじゃないかと。
リアルを追求するのが怖かったんでしょうか。結果として、単なる軽いおとぎ話にしてしまった感はあります。

例え娯楽映画でも、こう言う「ここまでこうであったなら、こうなるだろう」と言う必然性を重んじない作品は、途端に軽くなりますし、私は苦手です。
「こうであったらこうなるだろう」は、レンを中心にしたドラマ面についても言えます。
レンには、周囲かけられた期待(と恐れ)からプレッシャーはあったと思いますよ。しかし、それだけでは暗黒面に堕ちてあそこまでするには動機として弱すぎる。
そこらへんの「あるべき姿」を無視して、お話的に劇的にしたり意表をつこうとしても、巧く行かないと思うのです。
最低限、次回作ではレンとレイの過去を語るべきだし、そうなる気もしますが、なかなか説得力のある過去にはなりそうにないし、少なくともエピソード7終了時点では大きなマイナス点です。




まあ、伝説的作品の後を受けて、監督も大変だったと思います。
(私はエイブラムス監督が手がけるTVドラマは好きなんですが)
私はSWにはそれほど思い入れないんで、がっかりもしませんでしたが。
SWって元々、ストーリー的にはB級SFだった訳なのですが、そのB級的世界をホンモノのように見せるところに真骨頂があったわけで(その辺は黒澤映画に通じる)。
その「本物感」はありませんでした。
まあ、SW第一作当時「着ぐるみ達が戦うご都合スペオペ」くらいしかなかった時代に、「まるでホンモノのようなSF活劇」を見せたところにSWのすごさがあった訳ですが、CG全盛の今、他の凡百のSF作品と一線を画せなかったのは辛いところです。
スポンサーサイト

Comment

No:367|
つらつら考えるのだけど、エピソード7はレイと幼いベンのオネショタ物にすればよかったんじゃないかと思う。
そう言うバディ物は安定して燃え&萌えられると言うのもあるし、このベンが光と闇のどちらに転ぶかと危うさが次エピソード以降の引きになるから。
まあ、ありがちな展開としては、エピソード8で闇堕ちして、9で善に戻ると言ったところだけど、「一度闇に堕ちたら更正は不可なのか(更正しても罰則として死ぬしかないのか)」なんてテーマもありだろう。
No:368|
言い換えると、帰納法よりも演繹法を使うべきだったと言う事ですね。意味深なシーンをたくさん見せて「実はこうだった」と言うのは、考えがちな作家が取りたがる手ですが、実際は「この状況からどうなるんだろう」の方が堅実な作品が作れる物で、また大抵の謎が事前に予想される宿命を負った本シリーズには向いていたと思う訳です。

コメントの投稿

Comment
管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。