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『メリダとおそろしの森』見た(かなり悪い感想)

ディズニーチャンネルでやってたので、遅ればせながらメリダようやく見ました。
事前に悪い評判聞いてた先入観に引きずられないように見ようとしたけど、やっぱり相当キツかった。
メリダのキャラもだが、母親をああ言う風にしか描けない脚本と監督にがっかりした。
これって、思春期の少女が自分を正当化するために周囲の人の悪いところばかり拡大して見て、自分以外を悪人に仕立て上げる、歪んだ世界観に近い。
脚本・監督にとって母親が未だにこう映っているとしたら、残念な限りだ。
まあ、子供の生き方を理解できない母親、と言うのはいつの時代でもいるし自分も共感できそうなものなんだけど。
街の母子を眺めていて、「母親の言う子供のわがままって、自分のわがままを聞いてくれない子供に対する甘えなんじゃない?」なんて思う事もあるんだけど。
だから、同じ話の流れでもほんのちょっと描写を変えるだけで、「ワカル」になるかもしれないけど、描写が下手でそれに失敗したと言う事か。

大島吹替もきつかったなあ(特にモノローグ)。
藤原紀香が吹き替えやナレーターやった時もそうだったけど、決して棒読みではなく、一応かなり演技してるんだけど、声質や抑揚が吹き替え声優のそれじゃないから、どうしても聞いてて恥ずかしいものになってしまうんだな。
とは言え、声質はあともう少しと言う感じだし、後はモノローグや演説時のテンポと抑揚だから、案外努力で何とかなる領域かもしれない。

とりあえず、現代的な世界観で中世以前を語るべきじゃないよなと思った。
・・・と思ったけど、ヨーロッパ先住民の女性観って多分ああじゃなかったと思うので、中世以前を語ってる訳でもないか。
そして、もし中世以前の世界だったら、(変わり者は定期的に現れても)その時代の運命に対してはそれなりに従順なはずで。
つまり、自由に憧れる少女を描くために、過去にも現代にもなかった世界と、ありえないキャラクターを用意したわけだ。

母親に毒盛った(あえてそう言う)時のメリダのリアクションもひどかったな。
母親が(恐らく自分のせいで)具合悪そうになったら、まず心配するだろ。
あんな展開になったら、とりあえず謝るだろ。(もちろん子供の常として、言い訳がましい謝り方になるだろうけど)
つまり、こう言う状況なら子供はこう言う反応するだろ、って姿を描けなかったのはかなりの失点。

以上のように、テーマや人間の描き方の不満がまず浮かんだけど、それ以外にギャグセンスとかひどかった。台詞回しとか話運びとか雰囲気の作り方もよくなくて、普通に娯楽作品としても低得点と言えた。
人間や動物の表情や仕草って、海外アニメの一番得意な分野なのに、それもハマってなかったしなあ。
景色を作ったスタッフだけはいい仕事をしたと思う。
「周囲の大人を皆わからずやにしてイライラさせる手法」もふんだんに使ってたね。

前半もきつかったけど、上のような内容なので、早く終われと思う映画を、海外アニメでもしかして初めて見たかも。
アメリカアニメって、テンポが良くて人間描写(特に大人描写)に関しては間違いがないから、例え出来が悪くてもこう言う風にイライラする事は少ないんだけどな。
(まあ、海外アニメにもイライラするキャラクターは多くいるんだけど)
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